池上彰さんの本でお勧めされていて以前から気になっていた実話映画だったので観てみました。
結論から言うとすごく感動しました。
いつも思うことですが、国境や、人種などそんなに気にしなければいいのにと思います。同じ人間であり、一人一人がかけがえのないと尊い命なのだから戦争や殺し合いなんてしないでほしいといつも思います。
私は日本人なのでもちろん日本が大好きですし、日本に生まれて本当に幸せだなと思いますし、日本人が好きです。でも海外に行ってもいつも思うことですが、外国人もいい人たちは多いと思うことが多々ありますし、国境なんて関係なく、ビジネスや人助け、コミュニケーションなど取れてこんなにいい人たちばかりなのになんで戦争なんて起きてしまったんだろう、と思います。
人間も生物である以上、感情はあるものですが、かといって感情的になって後先のことをしっかり考えずに殺し合いをしてしまうことは本当にクレイジーなことですね。
戦争は歴史をみても何度も繰り返してきたし、またいずれは起こってしまうんだと思います。
でもせっかく今までどういう戦争が起きてきて、数えきれないくらいの犠牲者や死者が出ていることを学び、、悲しい思い、後悔などを繰り返してきたか、同じことは繰り返さないようにしないと今までなくなってしまった方々に申し訳ないと思ってしまいます。
ケースバイケースでそんなに単純なことではないこともわかってはいるのですが、でも今現状、自分の身の回りに戦争はなく、平和に暮らさせてもらっているのには、そういう今までに沢山戦争で亡くなってきた方々の犠牲があって、今があることも揺るがない事実だと思っています。
戦争はその時の人たちを傷つけるだけでなく、後世にも残り引き続いていってしまい、残酷なことをしてしまった事実は変えることができず、ずっと引きずってしまいます。
私は経営者もしているので社員さんたちへの対応で反省することも多々あります。
でもいつも思うことは「怒って、感情的になっていいことは何もない」ということです。
結局、時間がたってから、後で冷静に振り返ってみるとそんなに大したことないことばかり。
その時は感情的になってイラっとはしてしまうこともありますが、そういう単純なところが取り返しのつかないことへ発展してしまうことも事実です。
13デイズを観て本当に立派だなあと思ったのは、アメリカのトップが本当に冷静に、かつ戦争はすべきではない、平和的解決をよく貫いて頑張ってくれたこと。
周りの側近たちが戦争しましょう、とどんどん煽ってくるのにそれにめげずに本当によくよく考えて悩んで踏みとどまってくれたなと、さすがだと感心した。ジョンエフケネディのことは名前などを知っているくらいで、彼のことをよくは知っていなかったが、彼のすごさをこの映画を見るだけで感じた。また、それを支えていた補佐も立派だと思いました。
国のトップたちは本当に、国民のことを考えて、まともに眠れることもなく色々な問題を解決してくれているんだな、と思いました。日本のトップたちも日本国民のために頑張ってくれているんだと信じています。利他の精神、国民のことを思っていないと到底続けられない仕事だと思う。
自分の普段の悩みなどがちっぽけすぎて申し訳なくなりました。
よく考えることの大切さ、感情的になることなく冷静に対処する大切さ、直接話して気持ちを伝えることの大切さ、言葉の力をひしひしと感じさせてくれる深い映画でした。
このトップたちの決断、交渉、行動で数えきれなくらいのかけがえのない命が救われました。
トップは心より平和を考え、感情的にならず、冷静に対応することが大切なのだと改めて感じたので、
現在のトランプ大統領みたいな経済優先、アメリカンファーストの考え方はやはりトップには適さないのではと思わされてしまいます(笑)。感情的にツイッターなどでつぶやいてしまうことも気になりますし。
私はトランプ大統領さんのことは嫌いではなく、むしろ好きな方で、あれだけのことを有言実行して結果を出していることに敬意を持っていますが、平和的解決という部分から言うとどうなのでしょうか。実際のところはやはり平和的に冷静に判断してくれているのでしょうか。そう願いたいものです。
クライマックスのあたりは目頭が熱くなるシーンが幾度かありました。
たったの2週間のことで大きなことが決断され、動いていくこともまた時間は限られており、2週間で沢山のことができること、時間の大切さ、などを改めて認識させられた映画でした。
気になった方はぜひご覧になってみてください。
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