こんにちは!女爵芋です。
今日は人生で2回目となる「ローストホース」に行ってきた体験をブログにまとめたいと思います。
ラッキーにラッキーが重なり、まさかの再訪!予約困難といわれる名店にまた足を運べるなんて夢のようでした。
ローストホースといえば、完全紹介制の超人気店。
普通の馬肉店では味わえない、馬肉の奥深さや繊細なコース構成が堪能できるのが魅力です。
今回は、21時スタートのコースに参加。
仕事終わりにお風呂に入ってからリラックスして向かえるので、帰宅後はそのまま眠れるという幸せなプランでした。
夜のローストホースは、大人の秘密基地のような雰囲気でワクワク感が倍増します。
それでは、いただいたフルコースを順番にご紹介します♪
■ 松茸と馬肉のお吸い物
最初の一皿は「松茸と馬肉のお吸い物」。
蓋を開けた瞬間、ふわっと立ち昇る松茸の香りに思わず深呼吸。
秋の味覚の王様・松茸と、ローストホース自慢の馬肉がこんな形で共演するとは想像もしていませんでした。
澄んだ出汁の中に浮かぶ松茸は肉厚で、噛むとじゅわっと香りが広がります。そこにカボスを一絞り。
酸味が加わることで全体がさっぱりと引き締まり、最高のスタートを切ることができました。


■ 馬肉寿司
次に登場したのは、艶やかに輝く「馬肉寿司」。
一口サイズながら厚みのある馬肉がシャリの上に堂々と乗り、その美しさにまずうっとり。
食べると、トロのように柔らかく脂の甘みがじんわり広がり、噛むごとに幸福感が増していきます。
今まで「馬肉寿司」と聞くと赤身のさっぱりしたイメージでしたが、ここでは完全に別物。
「大トロより美味しい」と本気で思いました。

■ 馬肉ユッケ 山芋ソース
お次は定番のユッケ…と思いきや、ここでも一工夫。
濃厚な馬肉ユッケの周りを覆うのは、冷たい山芋のソース。
食べた瞬間、ねっとりしたユッケの旨味に、山芋のホクホク感が重なり、口の中で驚きの食感が広がります。
冷たいのに“温かみ”を感じるような不思議な一皿で、スプーンが止まりません。器を舐めたくなるくらい美味しく、一滴も残さずいただきました。

■ 馬刺し(冷凍仕立て)
ここで登場するのが、ローストホース名物の一つ「冷凍馬刺し」。
薄く巻かれた状態で提供され、手元で解けていく様子を楽しみながら食べられるのが新鮮です。
ひと口食べると、冷たさと同時に旨味がじゅわっと広がり、温度差が生む新体験。
醤油とニンニクを合わせれば、奥深い味わいに変化し、思わず「これ考えた人天才!」と心の中で拍手しました。

■ 馬刺し4種盛り
盛り合わせには、カイノミやヒレなど人気部位がずらり。
中でもシャトーブリアンは感動的でした。
脂がほとんどない赤身なのに、驚くほど柔らかく、噛んだ瞬間「えっ?」と声が出るほど。
筋感ゼロで、口の中でふわっとほどけていくのです。
一口で、馬肉のポテンシャルをここまで感じられるとは…。忘れられない体験になりました。

■ 馬肉ステーキ イチジクソース添え
続いて登場したのは、秋らしさ満点の「イチジクソースを添えた馬肉ステーキ」。
フルーツソースと馬肉…一見意外な組み合わせですが、これが抜群に合う!
イチジクの甘みと酸味が肉の旨味を引き立て、さらに散らされたフライドオニオンの香ばしさが食感のアクセントに。
視覚的にもおしゃれで、ワインが欲しくなる大人の一皿でした。

■ 馬肉のハツ刺し&レバ刺し
ここで登場したのは、鮮度が命の「ハツ刺し」と「レバ刺し」。
ハツは驚くほどプリプリ。まるで弾むような食感で、新鮮さを全身で感じます。
レバ刺しは角が立っていて、見ただけで鮮度の高さが伝わります。
口に含むとネットリ濃厚、雑味ゼロ。
レバー好きな私としては、今まで食べた中で間違いなく一番美味しかったです。

■ トリュフムース
次は卵とトリュフのソースで作られた「トリュフムース」。
中には馬肉だけでなく、なんと梨まで入っています。
梨のフレッシュな甘みがトリュフの芳醇さと絶妙に合い、これまでに食べたことのない世界観に。
和食とフレンチの境界線を飛び越えた、ローストホースらしい独創的な一品でした。

■ 馬肉チュロス
ここでまさかの「チュロス」登場!
熱々のチュロスに馬肉とチーズクリームをサンドした、遊び心あふれる一皿です。
サクサクのチュロスと、濃厚なチーズ、ジューシーな馬肉の相性は抜群。
スイーツの甘みと肉の塩気がこんなに合うなんて…。
「おかわりください!」と言いたくなるほど中毒性がありました。

■ タテガミ軍艦
そして定番の「タテガミ軍艦」。
タテガミと聞くと“硬そう”なイメージがありましたが、ここでは真逆。
口に入れるとバターのようにとろけ、甘みがじわっと広がります。
しかも海苔が香り高くパリッとしていて、海苔自体の存在感も強く印象に残りました。
「世界で一番美味しいタテガミ」と言っても過言ではありません。

■ 馬肉ステーキ2種
肉厚のステーキ2種は、しっかりした歯ごたえを残しながらもジューシー。
本わさびを擦っていただくのですが、このわさびがツンとしすぎず香りが高い!
少量なら甘みを感じるほどなのに、調子に乗って山盛り乗せると涙が止まらなくなる辛さ(笑)。
味覚だけでなく“体験”としても楽しい一皿でした。


■ きのこの炊き込みご飯&赤だし味噌汁
シメは秋らしい「きのこの炊き込みご飯」。
佃煮のように味がしっかり染み込んだきのこがたっぷり入っていて、ご飯全体が香りと旨味で満たされています。
お味噌汁は赤だしで、深みがありながらも優しい味わい。
「今日は本当に美味しいものを食べたなぁ」と実感しながらいただきました。

■ 巨峰のかき氷
最後を飾るのは、巨峰のかき氷。
見た目はかき氷ですが、その繊細な口溶けはまるで雪のよう。
台湾かき氷以上にキメが細かく、舌の上でスッと消えます。
上に乗ったクリームチーズのエスプーマが濃厚で、スパイスクッキーがピリッと大人のアクセント。
「ただのかき氷じゃない」…そんな衝撃を与えてくれるデザートでした。

■ 飲み物(日本酒・ワインなど飲み放題)
さらに驚きなのは、飲み物が飲み放題ということ!
お料理に合わせてお店の方がお酒をおすすめしてくださり、どれも料理と完璧にマッチしていました。
日本酒のラインナップも豊富で、馬肉料理と一緒に味わうことでさらに旨味が引き立ちました。

まとめ
ローストホースは「ただの食事」ではなく、馬肉の可能性を広げるアートのようなレストラン。
完全紹介制という特別感も相まって、非日常の世界に浸れる場所でした。
もしご縁があれば、ぜひ一度体験してみてみてください。
きっと「馬肉ってこんなに美味しかったんだ」と価値観が変わるはずです。
今回も最高の夜をありがとうございました。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!