こんにちは、女爵芋です。
今日は、夫の誕生日に訪れた「シンフォニークルーズ(SYMPHONY CRUISE)」のディナークルーズ体験レポートをお届けします。
竹芝から出航するシンフォニークルーズは、東京湾をゆったりと周遊しながら食事を楽しめる特別な時間を提供してくれる人気のレストラン船。
今回はその中でも、最上階にある寿司レストラン「海音(かのん)」で過ごした、記念日の夜を詳しくレポートします。
竹芝から出航!シンフォニークルーズの乗船まで
この日は、夫への誕生日サプライズとして1日デートを企画しました。
その締めくくりに選んだのが、シンフォニークルーズのディナー。
竹芝駅から徒歩すぐの場所にある「シンフォニークルーズ乗船場」へ向かいます。

出航の少し前に到着し、まずは待合ロビーでチェックイン。
時間になると、レストランごとにスタッフの方が案内してくれます。
私たちが利用したのは、和食・寿司を楽しめる「海音(かのん)」。
クルーズディナーといえば洋食やフレンチのイメージが強いですが、今回はあえて寿司コースを選びました。
夫には内緒にしていたので、案内の瞬間とても驚いた表情をしていました。
乗船!煌びやかな船内と「モデルナ号」の雰囲気
この日乗ったのは、シンフォニークルーズの中でも大型の「モデルナ号」。

ほかに「クラシカ号」もありますが、モデルナ号はまさに“洋上のホテル”という言葉がぴったりな、上品で豪華な造りです。
船内に一歩足を踏み入れると、照明や装飾がきらびやかで、非日常の世界が広がります。
「海音」は最上階に位置しており、窓からは出航前からすでに東京湾の夜景が見え始めていました。

店内にはカウンター席が並び、どの席からも景色を眺めながら食事を楽しむことができます。
大将がその場で寿司を握り、時折、外の夜景や船の位置の話を交えてくれるので、会話も自然と弾みます。

知識豊富で気さくな方だったので、初めてのクルーズでもリラックスして過ごすことができました。
コース「輝」|秋の味覚を贅沢に詰め込んだディナー
今回いただいたのは、「輝(かがやき)」というコース。

旬の食材をふんだんに使い、職人の技が光る一皿一皿が提供されます。
◆ 秋の味覚の前菜
コースの始まりは、まるで芸術作品のような前菜プレート。
秋刀魚松茸ジュレ、フォアグラフラン鰻蒸、じゅん菜、コーンムース牛タンタルト
と、季節を感じる品々が並びます。



中でも印象に残ったのは、松茸ジュレ。
ふわっと鼻に抜ける松茸の香りが心地よく、秋の訪れを感じさせる一品でした。
フォアグラフラン鰻蒸は、濃厚な旨みが舌の上でとろけ、贅沢な味わい。
そして牛タンタルトは、和と洋を絶妙に組み合わせた一皿で、トリュフの香りが漂います。
サクッとしたタルト生地としっとりとした牛タンのコントラストが楽しいアクセントになっていました。
◆ 旬の一品「土佐カツオ とまと醤油」
分厚く切られたカツオは脂がのっていて、しっとりと柔らか。

トマト醤油の爽やかな酸味が、カツオの旨みを引き立ててくれます。
夏から秋への季節の移ろいを感じる、軽やかで深みのある一皿でした。
◆ 2年雪室芋 with ギョロッケ
続いて登場したのは、珍しい「雪室熟成の芋」を使った逸品。
2年間熟成されたお芋は甘みが凝縮されていて、しっとりとなめらかな食感。
大将から「一口で食べてください」とすすめられ、その通りにいただくと、口の中で素材が一体となって広がる極上の味わい。
◆ビーコロ NHKひよっこ
外はサクサク、中はほくほくとした食感で、特製ソースとの相性が抜群でした。
見た目は素朴ですが、食べると驚くほど旨みが深く、思わず笑みがこぼれる美味しさです。

◆メインのお寿司|焼き松茸や牛握りなど全9貫
お待ちかねのお寿司は、9貫の贅沢なラインナップ。
「野菜2貫・鮮魚3貫・焼き物・鯵・帆立・焼き松茸」など、旬の味覚が勢揃いです。




中でも特に印象に残ったのが、焼き松茸の握り。

炙られた松茸の香ばしさが鼻を抜け、噛むほどに旨みがじゅわっと広がります。
さらに、牛の握りはとろけるような食感で、脂の甘みが絶妙。

一貫ごとに丁寧な仕事が施されており、寿司職人の技とこだわりを感じる瞬間でした。
◆ 締めの蕎麦とデザート
お寿司のあとは、船内で打たれた手打ち蕎麦で締め。

つるりとしたのどごしで、食後にぴったりの軽やかさ。
そして、デザートは事前に予約していたバースデーケーキが登場!
シェフ特製のケーキは甘さ控えめで、食後でもぺろりと食べられる上品な味わいです。
周りのお客様も一緒にお祝いしてくれて、温かな空気に包まれました。

通常のデザートもあり、夫はマンゴーソフト、私はチョコレートソフトを選択。
どちらも濃厚で、口の中でなめらかにとけていきます。
さらに添えられたチョコレートケーキにはクリームチーズが入っていて、ビターな味わいの中に優しい酸味が感じられ、最後まで完璧なコースでした。

デッキから眺める夜景|レインボーブリッジを真下から
食後はデッキに出て、夜風を感じながら東京湾の夜景を堪能。

海上から見るレインボーブリッジは圧巻で、真下をくぐる瞬間は思わず息をのむ美しさでした。

都会の光と海の静けさが融合する、まさに特別な時間。
フォトフレーム撮影&船長のサインで記念に残る夜
せっかくの記念日なので、オプションでフォトフレーム撮影をお願いしていました!
食事中席で写真を撮影してもらい、その場でフォトフレームに入れたものをお花と一緒に受け取れます。
下船の際、船長さんに話しかけると快くサインを書いてくださり、一緒に写真も撮っていただきました。

心温まるサービスで、最後の最後まで満足感いっぱい。
まとめ|特別な日にぴったりな贅沢ディナークルーズ
約2時間半のクルーズは、あっという間でした。
料理・景色・おもてなし、どれを取っても素晴らしく、まさに「特別な一夜」にふさわしい体験。
夫も終始笑顔で、「最高の誕生日だった」と言ってくれました。
サプライズも大成功♪
シンフォニークルーズ「海音」は、記念日や誕生日、プロポーズなど“特別な日”にぴったりの場所だと感じました。
▼店舗情報(2025年10月時点)
店名:シンフォニークルーズ「海音(かのん)」
住所:東京都港区海岸1丁目12-2 竹芝客船ターミナル
アクセス:ゆりかもめ「竹芝駅」徒歩1分/JR浜松町駅 徒歩約8分
公式サイト:https://www.symphony-cruise.co.jp
この夜の海風や夜景、そして出来たてのお寿司の味。
どれも鮮明に心に残る、忘れられないひとときでした。
「また特別な日に訪れたい」
そう思わせてくれる、東京の名ディナークルーズです。
それでは、次回のブログでお会いしましょう!