今日は映画レポです。
東京テアトル(9633) の株主優待を使って、「ペンギン・レッスン」という映画を観てきました!

株主優待で映画鑑賞券がいただけるので、映画好きにはとても嬉しい制度です。
あらすじ
主人公のイギリス人教師は、アルゼンチンの学校で英語を教えています。
けれど彼はどこか投げやりで、生徒との距離も埋められずにいました。
そんな中、海辺で弱っているペンギンを助けます。
最初は「一時的な保護」のつもり。
けれど、ペンギンは彼の生活に入り込み、学校にも連れていくことに。
ここから物語が大きく動きます。
無気力だった生徒たちが、ペンギンに心を開く。
言葉を発しない存在だからこそ、偏見も上下関係もなく、ただ“命”としてそこにいる。
教師自身も、ペンギンの世話をすることで責任感を取り戻していきます。
そして物語後半。
社会情勢の緊張や不安定さが背景にある中で、「守るべき存在」がいることの意味が強く描かれます。
ペンギンはただ可愛い存在ではなく、
彼にとって“もう一度誰かのために生きる理由”そのものになっていくのです。
しかし――
物語の終盤、ペンギンは死んでしまいます。
事故でも劇的な演出でもなく、
静かに、あまりにもあっけなく。
この描写が本当にリアルで、胸が締めつけられました。
深く感じたテーマ
① 教育とは何か
主人公は最初、知識を教えるだけの教師でした。
でもペンギンとの時間を通して、
「教える」ことは一方通行ではなく、
「共に感じ、共に成長する」ことだと気づいていきます。
生徒たちも、ペンギンを通して命の重みや思いやりを学んでいく。
この映画の“レッスン”は、生徒だけでなく教師へのレッスンでもあったのだと思いました。
② 孤独と再生
主人公は明らかに孤独を抱えていました。
異国の地。
うまくいかない仕事。
心を閉ざしたままの日々。
そこに現れた一羽のペンギン。
言葉が通じないからこそ、
逆に心が通じる。
人は「必要とされる」ことで、こんなにも変われるのかと感じました。
③ 別れの意味
正直、私は「自然に帰すエンド」だと思い込んでいました。
だからこそ、死という展開は衝撃でした。
でも考えてみると、この映画は最初から
“命のレッスン”だったのだと思います。
命は有限で、
出会いも永遠ではない。
ペンギンは主人公を変えるために現れ、
役目を終えると去っていったようにも感じました。
悲しいのに、不思議と絶望ではない。
彼はもう以前のような無気力な教師ではありません。
ペンギンがいなくなっても、学んだものは残る。
それが、この映画のいちばん残酷で、いちばん優しいところだと思いました。
ラストシーンの余韻
ペンギンの死を受け止める主人公の表情。
大げさに泣き崩れるわけではなく、静かに受け入れる。
この演出が本当に良かった。
生徒たちもまた、喪失を経験する。
でもその経験こそが、最大の“レッスン”。
教育とは、知識ではなく経験なのだと痛感しました。
正直な気持ち
可愛い動物映画を想像して行くと、かなり重いです。
でも、
だからこそ心に残る。
「いつか終わる」と分かっているから、
今この瞬間が愛おしい。
そんな当たり前だけど忘れがちなことを、
静かに突きつけてくる作品でした。
ただし、ペンギンがいじめられたり虐待されるシーンはないので、その点は安心して観ることができました!
今回も東京テアトル(9633) の株主優待で鑑賞。
優待で観た映画で、こんなにも深く考えさせられるとは思いませんでした。
悲しいけれど、美しい物語。
私は観てよかったと思います。
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!

